燃料分析事例

燃料分析事例

当センターにおける燃料分析の事例

当センターは1976年の設立以来、数多くの燃料分析を承ってまいりました。こちらのページで、いくつかの事例をご紹介します。それぞれの事例では、分析内容とともに当センターの所見・アドバイスなども掲載いたします。

石炭分析事例

依頼背景

海外(モンゴル)から輸入した石炭の品質を分析したいというご依頼があり、一般性状分析や灰の分析を行いました。

分析データ

分析データを下表に示します
※実際のデータとは異なります

※表をスクロールしてください

項目 単位 ベース 石炭銘柄 分析方法
モンゴル炭
高位発熱量 KJ/Kg 気乾 30.640 JIS-M-8814
kcal/Kg 気乾 7.320
低位発熱量 KJ/Kg 気乾 29.760
kcal/Kg 気乾 7.110
全水分 % 到着 1.8 JIS-M-8820
工業分野 固有水分 % 気乾 1.2 JIS-M-8812
灰分 % 気乾 7.2
揮発分 % 気乾 21.1
固定炭素 % 気乾 70.5
燃料費 - 3.3
硫黄 % 気乾 0.48 JIS-M-8819
元素分野 炭素 % 無水 81.3 JIS-M-8819
水素 % 無水 3.88
窒素 % 無水 2.10
酸素 % 無水 5.06
不燃焼性硫黄 % 無水 0.11
燃焼性硫黄 % 無水 7.29
炭分 % 無水 - JIS-M-8812
塩素(CI) mg/kg 無水 - JIS-K-0101
弗素(F) mg/kg 無水 - -
硼素(B) mg/kg 無水 - JIS-K-0102
セレン(Se) mg/kg 無水 -
ヒ素(As) mg/kg 無水 -
総水銀(T-Hg) mg/kg 無水 - JIS-M-8821
粉砕性(HGI) - 60.1 JIS-M-8801
灰融点還元 初期変形点(IDT) 還元 1.465 JIS-M-8801
ASTM準拠
軟化点 還元 1.500
融点(HT) 還元 1.515
溶流点 還元 1.525
灰融点酸化 初期変形点(IDT) 酸化 - JIS-M-8801
ASTM準拠
軟化点 酸化 -
融点(HT) 酸化 -
溶流点 酸化 -
灰の成分 SiO2 % 無水 76.69 JIS-M-8815
Al2O2 % 無水 6.04
Fe2O2 % 無水 6.01
CaO % 無水 3.24
Mgo % 無水 0.97
Na2O % 無水 0.18
K20 % 無水 0.63
SO3 % 無水 2.47
P2O5 % 無水 <0.01
TiO2 % 無水 0.55
MnO % 無水 0.15
V2O5 % 無水 -
Li2O % 無水 -
ボタン指数(CSM) - (FSI) 1 1/2 JIS-M-8801
粒度分布 >50mm % 気乾 0.6 JIS-M-8801
50mm~40mm % 気乾 3.2
40mm~30mm % 気乾 3.9
30mm~25mm % 気乾 4.6
25mm~20mm % 気乾 5.1
20mm~15mm % 気乾 6.6
15mm~10mm % 気乾 12.6
10mm~5mm % 気乾 17.4
5mm~3mm % 気乾 11.5
3mm~2mm % 気乾 5.2
2mm~1mm % 気乾 11.4
1mm~0.5mm % 気乾 10.3
<0.5mm % 気乾 7.6
合計 % 気乾 100.0
分析結果

分析データのから、比較的発熱量が高く炭素分も多いことから、高品位な石炭であることがわかります。また、水分が少なく着火しやすい、灰分が少なく低コストで処理ができる石炭であるともいえます。
分析結果をお客様にご報告し、その後分析結果報告書を送付致しました。

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